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Party Syndromeの現場に踊る足跡の記録。


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5月29日、第三十四回文学フリマ東京の参加報告です。
長文です。



各地で色々な制限がひとつまたひとつと解除される中、文学フリマの始点にして最大規模となる東京会場では、久々の「抽選」が実施されました。
化屋月華堂は幸い当選し、1000ブース近く用意されたというお祭りの中に「ばけ」の看板を堂々と掲げられることになりました。しかしそれだけではもったいない、どうせなら……ということで、いつもより早起きして設営から参加しました。
集合時間には少し遅れてしまったのですが、到着時点では机の展開が始まって間もない頃だったようで、机の並びの調整やブース番号の張り紙の配置など、積極的に声をかけて手伝いました。
宅配搬入の荷下ろしのときは宅急便のおじさん(本好きらしい)と会話したり……
「これ重いな!」「本いっぱい詰めてるからしょうがないです!」「これ全部本なの!?」「本です!そういうイベントなので!」
あと箱を抱えてあっちの列へ、こっちの角へと走り回り、「そんなに走って疲れないか?(要約)」と心配されたりしましたが……
全然平気でした!
最もその場では後でばてるかと思っていたのですがそんなことはなかった。

そうそう、少し前にTwitterで宅配搬入の箱がつぶれたとかどうとかって話題がありましたが、当時指摘されていたうちのいくつかを実物として目にしました。
上に荷物が載ったせいでつぶれている箱とか(特にA社さんの通販の箱が大変柔らかそうで、矢印マークも相まってへにゃっと笑ってる感じでした)。
形は保っているけど上面だけへこんでガムテープが半分剥がれている箱とか。
おじさんがカーゴの奥から引っ張り出すとき手前に転がされて天地が逆になりかけた箱とか。
その場では話題にしませんでしたが、次に宅配搬入を使うときは段ボール箱と布テープを新調しようと心に決めました。
あと可能なら事前に宅急便センターへ行って取扱注意系のラベルをゲットしておくといいかもしれませんね!(いくつか種類があったはず)

さて、全体設営が早めに終わったので、化屋のスペースと荷物を確保してブース展開開始。
ほとんどの荷物を(広島帰りのままスライドさせる形で)宅配搬入させていたのですが、箱に詰める段階で工夫して「先に使うものを上に」置いたこともあり、過去一番スムーズに完了しました。おかげで一般入場が始まる前に会場内を回る余裕ができました。よくやった自分。
今回は出店者もですが一般もこれまで経験のない規模になりそうだったので、自分が隅から隅まで見て回る時間はないと予想し、
・ご挨拶したい人や見ておきたい作品の場所を事前にwebカタログでチェックし地図に書き込む
・地図に印がついていない列はよほど余裕がなければ諦める
そんなプランを立てていました。でも無印の列だって気になると言えば気になるので先に見てきたわけです(買いたいものに出会ってしまったら後で何とかしよう程度)。
それでも少し時間があったので何人かにご挨拶もできました。

一般入場が始まってからはおとなしくブースに座って、通路を通り過ぎる人々を見ていました。
今回も通路は広いので、壁際以外はそれなりにディスタンスを保てる感じです。一人ひとりの動きを目で追える程度には。その結果、広島と同様、開始後一時間くらいは化屋の前で足を止める人すらいなかったことがはっきりわかりました。
やっぱり今の陳列や掲示方法には問題あるんだろうなぁ、と悶々考えつつ。
全部を丁寧に見て回れる人なんてそうそういないとわかってはいても、何度も考えましたね。「人は選択肢が多すぎるとかえって選べない」という言葉の現実を。
あとエントリーのときにジャンルをいつもの「ファンタジー・幻想文学」から「ライトノベル」へ変更していたのですが、これで正しかったのかも何度となく悩みました。
しかし(終わってからよく考えたら)ジャンル分けが書いてあるのはwebカタログとパンフレットだけで、会場には手がかりが一切ないから、それほど気にしなくてもよかったのかもしれません。
ノンフィクションや評論など情報の詰まった本が集まるエリア、純文学を志すものが集まるエリア、詩歌を束ねた作品が集まるエリアなどがはっきりと形成されていて、自分が書いているものはそのどれにも入らない……という事実は動かない。

化屋の本が動き始めたのはいつ頃からだったでしょう。ぽつぽつと、でした。
新作カンパイリミテッドが広島以上に出てくれたのと、久々に藍ちゃんの本にお声がかかったことがポイント。長編はまた今度ですね。
ただし「(無配の)完配」はあっても「(持ち込んだタイトルの)完売」は一度も達成していない化屋、今回も例に漏れずといったところ。完売宣言うらやましいけど落ち込んだりはしません。いつものことだし。
一応「購入者特典」ポストカードは今回も用意していましたが数名に渡しそびれました。慌てすぎだよ……
しかしそんなミスもどうでもよくなりかけるくらい面白かったのが、本を選んだ動機が皆さん違ったこと。
・ジャンル買い
・試し読み買い
・Twitterで紹介した感想見て買い
・お品書きのフレーズが気になる買い
・タイトルのインパクトだけ買い
・「藍ちゃんの新刊」指名買い
……何がどう転ぶか本当わかりませんね!?

それにしても予想以上に来場者が多く、「巡回が落ち着く頃合い」がわからないので、「もういいや」と諦めてご挨拶回りへ。
広島に続いてお隣が顔見知り(YourProductionの白色黒蛇さん)だったので安心して出歩ける……のも確かでしたが、どうせ見向きもされないって若干諦め気味だったのもありました……
が、自分の不振さえ棚に上げれば、楽しいイベントです。あの人にこの人にまた会える。話せる。創作が好きというつながりがある。
先日人に言われた「あなたは人と関わりたい人なのね」を何度だって実感します。
ところで今回の主な差し入れは塩レモンタブレットでした。熱中症予防に欠かせない塩分補給アイテムですね。
苦手という人がいたときのために別のアイテムも用意していましたが、当日の屋外が真夏日になったこともあり、思った以上に喜ばれた印象でした。
皆様がちゃんと危機意識を持っていました、ヨシ!(…

そして戻ってから「あの人とは入れ違いだったらしい」で悔やむという。
無駄な後悔はともかく、文学フリマは文学フリマとして最後まで楽しみました。
本当に閉会ぎりぎりまで回る人がいるし、駆け込みで目にとまって買ってくださる人もいるんですね!
自分も終了間際に隣のブースから一冊選びましたが。片付けは閉会1時間前から少しずつ進め、宅配搬出に列ができているくらいの時間に全部終わりました。
まだ外が明るい、少し時間に余裕がある。
それで会場を見回したら撤収に手間取るフォロワーさんを発見。陳列棚の解体~机をたたむところまでお手伝いして終了。
よく働いた!

会場内は冷房が効いていた(寒すぎるとはいかずとも途中から長袖にしたくらい)こともあり、体力の消耗は思ったほどではなく。
一度だけ眠気に襲われ、偶然訪ねてきた顔見知りの方に起こされる一幕もありましたが、これは薬の副作用にひとつ心当たりがあったので気にすることはなく。
翌日あたり筋肉痛が襲ってくる覚悟はしましたが、日頃のウェイトトレーニング(+最近再開したリングフィット)の成果か痛みはなく。

一番身の危険を感じたのは日が沈んだ頃に帰宅した部屋で目にした「室温34度」でした。
これ、抽選に外れて一般参加も諦めて家にいたらやばかったのでは……


そんなこんなで、久々の文学フリマ東京は、無事終了。

次回の化屋は9月の文学フリマ大阪を予定しています。
ただしこちらも抽選になる可能性があり、7月に入ってからでないと確定しない話です。
参加を諦め続けて三度目の正直。ここでDROPOUTの3巻を出せたら最高なのですが。

もし外れたら?……11月の東京「以外」にしようかな……(今回の結果+参加費値上がりと聞いて自信なくしてます)
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プロフィール
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自己紹介:
化屋月華堂(親サイト)&カフェ「パーティ」(子サイト)管理人。今のところ活動は後者の方が活発。
一応今は社会人なので控えめに動いてるつもりだが、その割に子供じみた言動も多々ある。自覚あり。

ちなみにブログ名は“カフェパにのめり込んで離れられなくなった人”を指す造語に由来。
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