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Party Syndromeの現場に踊る足跡の記録。


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サークル参加としては2回目の、文学フリマ大阪に行ってきました。


新刊は「ルート140」9巻。
丸10年のタイミングで「1日1ツイ完結の掌編SS」練習は終了すると宣言しており、1年分を1冊にしているので、次が最終巻。
その最終回を今月後半に控えたタイミングで、ひとつ前のまとめをなんとか出せました。

いろいろあって今年から宅配搬入をやめ、重い荷物を全部抱え、一週間くらい旅行してそうないでたちで、サークル入場時間を少し過ぎたころに会場へ着いたのですが。

人、多すぎませんか。

会場フロアのエスカレーターを上がりきったら目の前に待機列。それも壁に沿ってぐるっと一周しているらしい。
スタッフさんに言われるまま、前の人についていくまま、ぐるっと回ってその先の廊下をまっすぐ進んで、壁の片側に沿って形成された列を目で追って、えっ突き当たりのところで折り返してませんか?
さらに奥の部屋を蛇行する列。長蛇の列。一列に二人として1メートルに何人だと数える暇もない。
そして廊下を突き進んでいるときに見たのですが、反対側の壁際にも(10分の1くらいかもだけど)別の待機列が形成されていました。そう一般参加者の皆様です。
そりゃアーリーオープン(一般入場の前倒し開始)なりますよね!
そしてその勢いで「昨年の同会場開催時の全参加人数」を「昼過ぎ時点の来場者人数」が軽々と飛び越え、ぶっちぎりの過去最高動員を記録したという。

東京でも他の地域でも人数うなぎのぼりなんですが、いったい何がどうなってそうなったのやら。

そんな中で化屋月華堂はどうだったかと申しますと。
……人の動向を眺めて、素敵な本と出会えますようにと祈りを込めて挨拶して、たまに立ち寄ってくださる方と話して。
ええもう静かなものでした。
通路と通路の交差点に位置する席ってなかなかスリリングですね。しばしば視界の外(斜め後ろ)から人が現れるんですよ。

暇なのは予想外でもなんでもなく、新刊と既刊あわせて数えるほどしか出なかったのも仕方ないと割り切れるレベルではありました。
今回も無料配布ペーパー出せませんでしたし。
何しろ昨年も、しばらく前に一度だけ参加した関西コミティアも、似たようなというか。他の会場と同じ設営してても大阪会場は素通り率が高かったのです(もちろん主観)。

でもその分、ひとつひとつの出会いが印象に残ったし、嬉しかったのです。

・昨年参加していたことを覚えていてくださった方が複数名
・しかも前に読んだ掌編が面白かったから別の本をという方まで。リピーター!やりましたぜ旦那!
・おすすめはどれですかと聞かれて今回も即答できませんでしたごめんなさい
・推しのぬいぐるみを首から下げていた人「ぬいぐるみの本かと思った」ルート140を開いたら中が辞書みたいな本だったので驚かれてました
・猫の本とぬいぐるみの本だったらどっちが需要あるんだろう
・差し入れ小袋「しあわせのおすそわけ」は今回も好評でした
・1巻からじゃないと読まない派ってやっぱりいますよね
・カンパイリミテッドの残部が微妙な数になったんですがこれ増刷したほうがいいんでしょうか??
・自分のほうの買い物は……欲しいと思っていたグッズは手に入れたけど本のほうはいくつか買い逃しました
・新規開拓とかそんな余裕ないです
・もっといろんなサークルを見たい、自分の本と誰かが出会う機会を見逃したくない、留守番とか売り子とか必要な場面だろうけどとても頼めない、自分が二人欲しい
・でもこれ以上人が増えるならきっともっと広い会場になって、もっと人増えて、のスパイラルが目に見えている
・ところで「入場者シール(丸いサテンシール)が剥がれて床に落下している場面」を昼前だけで3回目撃しました
・衣類の素材との相性説や汗の影響説、シール自体の劣化説などいろいろ考えられます
・アンケートに書けばよかったと今思いました
・それ以外のトラブルはなかったけど、当日のお困りごとは当日中にスタッフに報告してあげて……!と思う場面は他のところで存在してました

いいんですよ。たとえ売れなくても。足を止めたのが一人であっても。
不特定多数の人にウケてほしいわけじゃなく、誰かに届いてくれたらそれでいいって、そういうのが向いてるんだって思っているので。
でも複数形だった。今回も。
それは自分の力だけでは決して得られないものです。

出会いの幸せを噛みしめながら帰りました。
……って言えたらよかったんですが。

会場内の出来事以外のことでちょっと大きめのメンタルダメージを立て続けに喰らいまして(ぶっちゃけ自業自得なんですが)、食欲がフェードアウトした状態で帰路についたところ岡野昭仁さんの新曲にとどめをさされて「電車内で号泣する人」になってました。周囲のひと引いてただろうな。
歌を抱えて歩く歌に心のなかで頭を抱え、本を抱えるどころか引きずって(※キャリーケース)。

無事に帰宅できたのでギリギリ及第点ってことでいいですかね?
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自己紹介:
化屋月華堂(親サイト)&カフェ「パーティ」(子サイト)管理人。今のところ活動は後者の方が活発。
一応今は社会人なので控えめに動いてるつもりだが、その割に子供じみた言動も多々ある。自覚あり。

ちなみにブログ名は“カフェパにのめり込んで離れられなくなった人”を指す造語に由来。
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