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Party Syndromeの現場に踊る足跡の記録。


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彼女はカフェの窓辺に立っていた。
いつの間にか店内にクリスマスツリーが置かれていた。
少し変わった装飾もあったから、店員の仕業ではないとすぐにわかった。

なんだかまぶしくて、近寄れなかった。
暗い世界に慣れすぎたのかしら。
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彼女は客人に罠を仕掛けた。
出口を見失ってさまよい歩く様子を静かに観察した。
どんなに文句を言われても無視してやった。

人が組んだルールに従うのは煩わしいことだけど。
自分が何もかもを決めなきゃいけないっていうのも、面倒なものなのよ。
彼女は暗闇の向こうに潜んでいた。
孤独の世界に珍しく客人が訪れていた。
最初は耳を傾けていたが、次第に追い出す機会ばかりうかがうようになっていた。

自分の話を聞いてほしいだけなんでしょう?
相手がどんな反応をしても関係ないんでしょう?
彼女は遺跡の深部で耳を傾けていた。
暗闇がざわめいていた。
島ではないどこかから聞こえてくるものだった。

いつものように迷子が降り立ったのではない、この感覚。
捜し物をしている場合じゃなさそうね。
彼女は眠ろうとしていた。
暗闇の中で、目を閉じ続けていても、かえって意識が冴えるばかりだった。
断ち切ろうとすれば、他の何かが開いてしまう。

何かが邪魔なの?
何が足りないの?
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プロフィール
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Rista
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性別:
非公開
自己紹介:
化屋月華堂(親サイト)&カフェ「パーティ」(子サイト)管理人。今のところ活動は後者の方が活発。
一応今は社会人なので控えめに動いてるつもりだが、その割に子供じみた言動も多々ある。自覚あり。

ちなみにブログ名は“カフェパにのめり込んで離れられなくなった人”を指す造語に由来。
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