Party Syndromeの現場に踊る足跡の記録。
彼女は森の中を歩いていた。
そこには飾り付けられた木もなければ、真っ白な雪もなかった。
寒い風だけが寄り添ってずっとついてきた。
人の幸せをうらやんでも仕方ないから、近づかなかった。
壊したくなるから、その前に遠ざけた。
寂しくないか、だなんて聞かないで。
何もかもを手放したら、手元に何も残らないに決まってるじゃない。
そうするしかなかったんだから。
そうしなかったら、沈んでしまいそうだったから……
そこには飾り付けられた木もなければ、真っ白な雪もなかった。
寒い風だけが寄り添ってずっとついてきた。
人の幸せをうらやんでも仕方ないから、近づかなかった。
壊したくなるから、その前に遠ざけた。
寂しくないか、だなんて聞かないで。
何もかもを手放したら、手元に何も残らないに決まってるじゃない。
そうするしかなかったんだから。
そうしなかったら、沈んでしまいそうだったから……
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彼女は星空を見上げていた。
つかの間、すべてを忘れていた。
自分が誰で。
ここがどこで。
どうして頬が濡れているのか。
冬の星空は何も答えなかった。
つかの間、すべてを忘れていた。
自分が誰で。
ここがどこで。
どうして頬が濡れているのか。
冬の星空は何も答えなかった。
彼女は海にこぎ出した。
今夜の波は穏やかだった。
星明かりだけが照らす世界は暗いようで暗くなかった。
このままどこまでも遠くへ行きたいけれど。
きっと、すぐに呼び戻されてしまうでしょうね。
今夜の波は穏やかだった。
星明かりだけが照らす世界は暗いようで暗くなかった。
このままどこまでも遠くへ行きたいけれど。
きっと、すぐに呼び戻されてしまうでしょうね。
彼女はぬくもりの中にいた。
誰とも会わない自分だけの場所は心地よかった。
だけど、何だか物足りない。
この感覚はいつも抱えている。
誰と会っても、誰と関わっても、ずっと消えない。
誰とも会わない自分だけの場所は心地よかった。
だけど、何だか物足りない。
この感覚はいつも抱えている。
誰と会っても、誰と関わっても、ずっと消えない。
彼女は懲りずに店の様子を見に行った。
中から飛び出してきた客とすれ違った。
記憶の奥底を揺さぶられて、しばらく立ち止まった。
うれしそうに尻尾を振る姿には見覚えがあったの。
時間が進んでいるのか、止まっているのか、戻ってしまったのか……わからなくなった。
中から飛び出してきた客とすれ違った。
記憶の奥底を揺さぶられて、しばらく立ち止まった。
うれしそうに尻尾を振る姿には見覚えがあったの。
時間が進んでいるのか、止まっているのか、戻ってしまったのか……わからなくなった。
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プロフィール
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Rista
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性別:
非公開
自己紹介:
化屋月華堂(親サイト)&カフェ「パーティ」(子サイト)管理人。今のところ活動は後者の方が活発。
一応今は社会人なので控えめに動いてるつもりだが、その割に子供じみた言動も多々ある。自覚あり。
ちなみにブログ名は“カフェパにのめり込んで離れられなくなった人”を指す造語に由来。
あなたは大丈夫ですか?
一応今は社会人なので控えめに動いてるつもりだが、その割に子供じみた言動も多々ある。自覚あり。
ちなみにブログ名は“カフェパにのめり込んで離れられなくなった人”を指す造語に由来。
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