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Party Syndromeの現場に踊る足跡の記録。


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ツイッターの方では漢字で表すなら「超」とかつぶやきましたが、Ristaとしての活動以外にも目を向けると、あまりにも慌ただしい一年でした。
今年何があったとか、辛うじてテキレボぐらいしか思い出せないような一年でした。
その理由は詳細どころか概要もちょっと書けないような話なので何も言わないことにします。

ベストとはいえない一年でした。
来年はもっと良くならなかったら割に合わないとしか思えないので、全力で走ります。
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Twitter300字SS 第十七回参加作品
お題「年の瀬」
ジャンル:オリジナル/原作なし/日常の一コマ
注意書き:しいて言うなら若干テーマからズレたかもしれない

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《急に予定が空いた。付き合え》
クリスマスの翌日、残業を免れ定時に会社を出た矢先に、このメール。
相手は学生時代の友達で、同期で飲むときに会う程度の間柄だ。でも女から男にこんなメールが来たらそりゃいろいろ想像するだろ。

待ち合わせの駅前はLEDを全身に纏った街路樹に包囲されていた。
「お待たせ」
ニットを着込んだ彼女が可愛い。金色に輝く大通りを並んで歩く彼女が眩しい。
ところが某高級ブランドの路面店に入るや、嵐のような買い物が始まった。服屋のハシゴ。増えるクリスマス柄の袋。持つのは全部俺。
まさかと思いつつ駅前に戻ったら、宅配屋に荷物を全部預けた後、お役御免を言い渡された。
一瞬でも甘い想像をした俺が馬鹿だった。


本当は慎ましく、清らかに、静かな祈りの時を過ごしつつも聖夜の準備をする季節だってこと、わかっているんですけどね。

最近はオフライン側が大変忙しいです。
チャットをする時間が取れず、更新作業の時間だけ辛うじて確保している程度。
それも自分の趣味の話だけならまだ「時間配分に失敗してやんの」で済むんですが、自分ではどうにもならない、それも割と大きな問題に直面しているために、
今年はアドベントカレンダー的ブログ更新ができない状況です。
(その代わりといってはなんですが、ツイッターの毎日藍ちゃん、じゃなくて140文字SSはきちんと続けてます。)

最近の大きな出来事としては、テキレボ3に化屋として初めてエントリーしました。
サークル参加です。ついにデビューだと喜んでももらえました。
前からやりたかった的なことは一切考えてなくて、
むしろ「これぐらいやらないと自分は次のステージに進めない」と思ったことが半分。つまりテキレボは手段。
そして某方からの圧力……げふん、大きな期待に今度こそきちんと応えようと思ったことが半分。つまりテキレボは交流の場。
過去の自分では果たせない目標であり、実現すると思ってない夢物語であり、本当はもっと早く得なければならなかった何かへの再挑戦です。
3月後半の大勝負に向けた準備の時間、それだけでも頑張っていろいろやりくりして確保します。
(抽選に落ちなければの話ですが。)

本の作成が一段落したらカフェパの方でやりたいこともあるのですが、欲張りは良くないので。
まずは一つのタスクを全力でやり切ります。
Twitter300字SS 第十六回参加作品、その2
テーマ「写真」
ジャンル:オリジナル / 何気ない日々の一場面
注意事項:web掲載中の長編「DROPOUT」番外編 / 一応、本編未読でも大丈夫 / なお主役は弟です

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 春の彼岸の墓参り。
 西原家一同が駅へ向かう帰り道を歩いていると、一緒に来ていた友人の柏木が突然足を止め、一家を呼んだ。
「見てください、とてもきれいでしょう。せっかくですからここで写真撮りませんか」
 彼が指差した先に、満開になった桃の木。
 嫌いな奴と一緒に写真なんて。サイガは渋ったが、柏木に諭された。
「来年も同じものを見られるとは限らない。撮れる時に撮らないと」

 祖父母が中央、両親がその後ろ。子供は両脇。
 姉弟の位置で少しもめてから、全員仲良く、桃の木の下に収まった。

 春の陽気を包んだ写真は仏壇の横に飾られた。
 しばらくしてサイガの父が家を出て行った。
 それ以来、全員揃っての墓参りはもう何年も果たされていない。


Twitter300字SS 第十六回参加作品
テーマ「写真」
ジャンル:オリジナル/日常の一コマ

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その白い箱を見たことはあっても、使うのは初めてだった。
分厚いカーテンをそっとめくり、先客がいないことを確かめてから、中に入った。
証明写真機の中身は思っていたよりずっと狭かった。

画面に顔を映してから、深く腰掛けると撮影ボタンに手が届かないことを知った。
座り直してボタンを押して、背筋を伸ばした瞬間に、ネクタイのゆがみに気づいた。
首周りを整えて真面目な顔を作って、シャッターが切られる直前に、前髪が一房だけ額に垂れ下がった。
機械は使用者の指示通りにするから、全部自分のせいだ。

ようやくプリント画面までたどり着いて、カーテンの外に出た。
機械は設計者の指示通りにして、少しだけ美化した顔を受取口に吐き出した。


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プロフィール
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Rista
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性別:
非公開
自己紹介:
化屋月華堂(親サイト)&カフェ「パーティ」(子サイト)管理人。今のところ活動は後者の方が活発。
一応今は社会人なので控えめに動いてるつもりだが、その割に子供じみた言動も多々ある。自覚あり。

ちなみにブログ名は“カフェパにのめり込んで離れられなくなった人”を指す造語に由来。
あなたは大丈夫ですか?
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