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Party Syndromeの現場に踊る足跡の記録。


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10/28のイベントに参加してきました報告。

なんだかんだでテキレボ皆勤賞を達成中のRistaです。
一般参加と他サークルの手伝いが各1、前回は欠席予定から企画のお手伝いへシフトしたので、「化屋月華堂」としてのサークル参加は3回目でした。


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Twitter300字SS 第三十七回参加作品
お題「酒」
ジャンル:オリジナル
注意書き・制限事項なし
#Twitter300字ss

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 ママはいつも仕事で忙しい。
 「今夜は遅くなる」ってメールが来ると必ず朝まで帰ってこない。
 そんなときパパは、ふたり分の夕食を作ってから、水を入れたコップと二日酔いの薬を用意する。

 ある夜、僕はパパに聞いてみた。
「ママはお酒を飲んでるから帰ってこないの」
「多分ね」
「うちで飲めばいいのに」
「一度そう言ったけど、酔った姿を見られるのが恥ずかしいんだって」
 そんなことを話していたら、ママの友達から電話が来た。酔っ払ったママが友達のうちで寝てしまったらしい。
 パパが車で迎えに行った。僕は留守番。
 しばらくしてパパは帰ってきたけど、ママはどこにもいなかった。
「いるよ。見てごらん」
 車の後部座席で、大きな虎が眠っていた。

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更新休止のお知らせから一年と一ヶ月。

当初の見込みよりも遅れましたが、どうにか「木曜連載再開」までこぎつけました。
DROPOUT、名実ともに化屋で一番長い物語をなんとしても完結させるべく、進めていく準備が再び整いました。
現時点で約半年分のストックとある程度の時間と気持ちの余裕がありますので、当面は止まらずに済むかと思います。
Twitter300字SS 第三十六回参加作品
お題「雲」
ジャンル:オリジナル
注意書き・制限事項なし
#Twitter300字ss

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『雲を掴むような話ばかりしないで、もっと現実的に考えろ』

 高校卒業後の進路の話で両親ともめた。
 庭に出て素振りをしていると、幼い妹が来て、袋入りの綿飴を差し出した。
「あげる」
「何これ」
「くも」
 さっきの口論を聞いていたらしい。
 ごめん、そういうことじゃない。
「ありがとう。でも、今は甘いもの食べたい気分じゃないんだ」
「わかった」
 妹はまじめな顔でうなずいて、家の中へ走って行った。

 今度こそ一人になった庭で進路を考えていると、妹が戻ってきた。
「くも、あったよ」
 振り向いたら、小型扇風機から発射されたミストが顔を直撃した。
「どこから持ってきた」
「おねえちゃんがね、くものもとだよって」
 だから、そういうことじゃない。

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「DROPOUT」更新休止から約一年。
体調や周辺環境が回復したりしなかったり、時々イベントなどに出て新鮮な別世界の空気を吸いながら、復帰の準備を進めておりました。
木曜日に何かする、という感覚だけは忘れないようツイッターで毎週何か発信したりもしていましたが、時折忘れたりもしましたね。

まだストックが足りないので更新再開はもうちょっと先になりそうです。
一方その間に「紙媒体では出したけどwebには出してない」作品がたまってきたので、しばらく「木曜に化屋をメンテする」練習もかねて、少しずつ公開していくことにしました。
即売会に来られない人へ本をお届けできるようになるには(テキレボのお買い物代行を除けば)まだまだ時間が掛かりそうですし。

その第一弾を8/3に実施しました。「ストレイトロード」シリーズの短編です。
次は別のジャンルから出す予定。
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プロフィール
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Rista
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性別:
非公開
自己紹介:
化屋月華堂(親サイト)&カフェ「パーティ」(子サイト)管理人。今のところ活動は後者の方が活発。
一応今は社会人なので控えめに動いてるつもりだが、その割に子供じみた言動も多々ある。自覚あり。

ちなみにブログ名は“カフェパにのめり込んで離れられなくなった人”を指す造語に由来。
あなたは大丈夫ですか?
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