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Party Syndromeの現場に踊る足跡の記録。


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本年もちょっとしたおふざけにおつきあいいただきありがとうございました。
といっても、何のことか分からない方もいらっしゃるでしょうね。

カフェパのエイプリルフールはだいたい「島(物語の舞台)の世界観が変わる」ネタをやるのですが、それに乗っかるかどうかは皆さんにお任せしています。
だとしても、実際にリアクションくれた方の割合が少ないと、やっぱり寂しいものはあります……
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去る3月21日、浅草で開催された第8回Text-revolutionsに行ってきました。
なんだかんだ言ってオフラインではこのイベントを軸に動いている気がする化屋月華堂です。
サークル参加の経験を積み重ねて……何年目だっけ?
Twitter300字SS 第五十一回参加作品

お題「薬」
ジャンル:オリジナル、とある不思議な世界の話
注意書き:特になし

先月と同じ子です。だんだんシリーズ化してきましたね。

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 見習い薬師が薬の材料を仕入れに行った。
 下手な地図を頼りになんとか見つけた家で呼び鈴を鳴らすと、弱々しい声が扉越しに聞こえた。
「どうぞ……鍵は開いてます」
 おそるおそる踏み込んだそこは驚くほど普通の民家だった。
 薬草の匂いはなく、テーブルには山ほど積まれた本だけ。若い女がソファの上で本を広げ、膝に置いた広口瓶の中に嗚咽と涙が絶え間なく落ちていた。
「あの、材料を取りに来ました」
「これです……お代はもういただいています」
 女は抱えていた広口瓶を薬師に押しつけた。そして目尻をぬぐうことなく、別の瓶を取って両手で抱えた。

 水妖の女が流す涙は浄化の力を持つという。
 今どきのそれは「泣ける本」によって量産されていた。

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余談。
300文字、の基準をどう取るかは悩むところで、数え方によっても違うんですよね。
自分の場合はWordで書いているので、基本的にはその文字数カウントで取っています。
化屋の日。サイト開設19周年。
いつもと違うことがしたくなったので、久々にカフェパ組のSSを書いてみました。(日付変わってしまいましたが)

もしも彼らの家に、最近噂のポケモンが現れたら。


Twitter300字SS 第五十回参加作品

お題「薬」
ジャンル:オリジナル、とある不思議な世界の話
注意書き:特になし

内容自体は単発ですが、舞台は9・10月の話と同じです。

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「ここにある薬を順番に並べておくように」
 薬屋の店主が見習い薬師に与えた最初の課題は、今朝仕入れたばかりの薬種を整理すること。どのように、と聞けばこう言って笑うだけ。
「まずは君が考えて一番良いと思う方法でやってごらん」
 店主は同じく見習いの受付嬢を連れて外へ出て行った。
 大きな机には容量も形も様々な器が置かれている。袋詰めの花びら。箒のような草。色つきの水に浸かった根。キノコの笠が集まった手毬のような塊。
 見習いはしばらく悩んでから、小さな体で懸命に器を動かし始めた。
「できました!」
 報告を受けて戻ってきた店主が吹き出した。
 種類も効果も関係ない。似た色の薬種が隣同士に並び、机の上で大きな輪を作っていた。
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プロフィール
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Rista
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性別:
非公開
自己紹介:
化屋月華堂(親サイト)&カフェ「パーティ」(子サイト)管理人。今のところ活動は後者の方が活発。
一応今は社会人なので控えめに動いてるつもりだが、その割に子供じみた言動も多々ある。自覚あり。

ちなみにブログ名は“カフェパにのめり込んで離れられなくなった人”を指す造語に由来。
あなたは大丈夫ですか?
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