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Party Syndromeの現場に踊る足跡の記録。


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Twitter300字SS 第六十六回参加作品

お題「橋」
ジャンル:オリジナル、とある不思議な世界の話(と思って書いた)
注意書き:特になし



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「無い橋は渡れない」
 俺に剣術を叩き込んだ師匠の口癖を、敵から逃げる最中に思い出したのは何故だろう。物事を成したければ手順をよく考えろ。そんな意味だった気がする。
 暗い森を抜けた先は崖だった。追い詰めたと思って飛びかかってきた奴がそのまま急流へ真っ逆さま。牢獄を脱出してから緊張続きで今さら冷や汗も出ないけど。
 仕方なく崖沿いに走ったら古びた吊り橋を見つけた。逃げ道を見つけたと同時に、森を迂回してきた追っ手と合流した。これはまずい。先陣切って橋を渡って、向こう岸に着くと同時に後ろ手でツルを斬った。
 無数の悲鳴が水音の中に消えてから、ふと気づいた。引き返さないと味方に会えない。さて、どうやって橋を架ける?

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字下げと改行はノーカウントで300文字(今回もちょうどのはず)。

今回はこの企画で時々出てくる薬屋さんのシリーズでイメージしていたんですが、完成してみたらその要素は皆無ですね。
よくある古典的RPGの世界観でイメージしても間違いではない。タイトル無視したらニンジャの時代でも通りそう。

なお最初の一文はどこの引用でもありません。自分の中では。まあどこかに存在する格言かもしれない。
誰かが言ってました、ってやつですね。
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自己紹介:
化屋月華堂(親サイト)&カフェ「パーティ」(子サイト)管理人。今のところ活動は後者の方が活発。
一応今は社会人なので控えめに動いてるつもりだが、その割に子供じみた言動も多々ある。自覚あり。

ちなみにブログ名は“カフェパにのめり込んで離れられなくなった人”を指す造語に由来。
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