名前の効用

どうも自分は普通の人に比べてパニックに陥りやすいらしい。
これは最近のカフェパの話だけでなく、仕事上でのいろいろな経験からも浮き彫りになったことだ。

（以下、反省会の続きのように見せかけて別の自己分析）

あの時は一種の恐慌状態（あるいは興奮状態）に陥っていた、などと言葉で定義づけてしまうことで、
「その瞬間」の訳が分からないまま突き進んでいた行動状態をある程度冷静に見直すことが出来るようになる。
ただし、この言葉こそふさわしい、という表現を見つけるまでが一苦労なんだけど。


たとえばカフェパの場合はチャット中にモールス信号を見て混乱した例がある。
このときは「何が引き金でそうなったか」だけがはっきりしていて、「どうしてそういう風になってしまったのか」は不明だったが、
記事についたコメントがきっかけでようやく（一応の）正体を定義することができた。

「・」と「－」の組み合わせで表現する信号それ自体には何も問題ないのに、それが表示ブラウザの都合でスペースを詰められ（しかも小さめのフォントに設定されていた）密集したように見えたことが、スイッチを入れてしまったらしい。
同じ発言をメモ帳にコピーしたら、間隔を詰められなかったせいか普通に直視できた。
そして自分以外は誰の身にもそんな現象が発生しなかった。

……そこまでの分析が出来たのは、全部、その現象に合致する名前が見つかった後のことだ。


仕事については、混乱状態の発生条件がはっきりしたことである程度は予防しやすくなった、と自分では思っている。
周囲という名の世間が自分に下す評価は相変わらず厳しいままだけど。



単に自分が幼稚だから、というわけではない、と思う（諸々の言動を考えると、人からそう思われてる可能性はあるだろうけど）。

子どもだって普通はこんなこと起きないみたいなので。
かんしゃくを起こしている子どもはよくいるけど、あれとも何かが違うから。


周囲の誰よりも大きくズレた感覚を持っている自分が、まともなコミュニティの中心に立って基準であり続けるのは正しいことなのか。
そもそも普通に社会に出てのうのうと生きてていいのでしょうか。足手まといになってませんか。
そんな根本的な部分から、自分の立ち位置や存在意義を疑い始めている今日この頃。