Party Syndromeの現場に踊る足跡の記録。
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カフェパ話。
一日で連投なんて記憶にない。
今日がイースターだからこのタイトルというわけではない、と先に言っておく。
一日で連投なんて記憶にない。
今日がイースターだからこのタイトルというわけではない、と先に言っておく。
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そのタマゴが殻を破ったのは春のことだ。
そのタマゴは元々例の島の川岸に捨てられていたものだった。
偶然それを拾ったポケモンが、島に居合わせた親切そうなトレーナーに預け、そのトレーナーがトラブルに巻き込まれた後は親戚の手に渡り、彼らには忙しい中でも大切にされてきた。
本来そのタマゴを孵すはずだった人物の行方は知れず。たまに気まぐれのように例の島へ姿を現すものの、この一月半の間、預かっている側の人間とは全く接触がないままだった。それでも戻るべき場所に戻ってから生まれた方がいいという考えの元、預かったトレーナーは進む孵化の調整に躍起になったが、結局その願いは叶わないまま「そのとき」が来てしまった。
当然、今も、同じ人物の元に預けられている。
そのポケモンの種族はトゲピーである。
タマゴの殻がそのまま胴体を包んでいることと、王冠を思わせる頭の突起を特徴とする、白いポケモン。人に幸せを分け与えるとか、寝ている状態でうまく立たせると幸せになれるとか、何かと幸運の象徴として扱われている。
だというのに、このポケモンには一つ、重大な問題があった。
とっくに生まれているにも関わらず、一度も目を開かず、鳴き声も出さない。頭の突起も起きているときには花のように開くはずだが、これまた閉じたまま。要するに眠り続けているのだった。
診察したドクターによれば、殻の中にため込まれているはずのエネルギーがほとんど底をつきかけている状態なのだという。理由は不明。少なくとも孵化した時点での環境のせいではない、とは断言されたが。
当然、最初に見て認識するはずの「おや」など定まっているはずもない。
そのポケモンにはマグマッグが常に寄り添っている。
預かったトレーナーの手持ちではない。タマゴが拾われる前、捨てた人物にとあるトレーナーが貸し与え、以後タマゴを包んでいた布の中に巻き込まれる形でずっと一緒にいたポケモンである。タマゴが今の場所に落ち着いてしばらくしてから、ようやくモンスターボールの存在に気づいてもらい、マグマッグは外に出ることとなった。
タマゴを暖める役割は終わったので用済みのはずだったが、今にも冷たくなりそうな体が心配なのか、マグマッグは眠れるポケモンの傍らを離れない。さすがにマグマの体が直接触れてしまうと火傷を負わせてしまうので、適切な距離を探るように、微妙な前進と後退を繰り返す必要があった。
当然、親元に帰るチャンスは遠のいたままだった。
そのポケモンは夢を見ているのかもしれない。
あるいは、体が大きくなりすぎてタマゴの殻に収まらなくなっただけで、本当の意味では生まれていないのかもしれない。
その小さな体が人やポケモンの幸せで満たされれば、目を覚ますのかもしれない。
ドクターはそんな判断を下した。
これからどうするかは、ひとまず、仮の親の元に預けられている。
--------------------
逃げ出さないだけマシな話。
放置フラグの回収。
紙箱さん、ろとむさん、本当にごめんなさい。
後は島で何とかする。
タマゴの中身と、そこに降りかかる問題だけは、実は去年から決めていたことなんだけど。
いろんな意味で予定がおかしくなった結果がこれだ。
すべては地震のせい。押しつけではなくマジで。どうしようもない。
そのタマゴが殻を破ったのは春のことだ。
そのタマゴは元々例の島の川岸に捨てられていたものだった。
偶然それを拾ったポケモンが、島に居合わせた親切そうなトレーナーに預け、そのトレーナーがトラブルに巻き込まれた後は親戚の手に渡り、彼らには忙しい中でも大切にされてきた。
本来そのタマゴを孵すはずだった人物の行方は知れず。たまに気まぐれのように例の島へ姿を現すものの、この一月半の間、預かっている側の人間とは全く接触がないままだった。それでも戻るべき場所に戻ってから生まれた方がいいという考えの元、預かったトレーナーは進む孵化の調整に躍起になったが、結局その願いは叶わないまま「そのとき」が来てしまった。
当然、今も、同じ人物の元に預けられている。
そのポケモンの種族はトゲピーである。
タマゴの殻がそのまま胴体を包んでいることと、王冠を思わせる頭の突起を特徴とする、白いポケモン。人に幸せを分け与えるとか、寝ている状態でうまく立たせると幸せになれるとか、何かと幸運の象徴として扱われている。
だというのに、このポケモンには一つ、重大な問題があった。
とっくに生まれているにも関わらず、一度も目を開かず、鳴き声も出さない。頭の突起も起きているときには花のように開くはずだが、これまた閉じたまま。要するに眠り続けているのだった。
診察したドクターによれば、殻の中にため込まれているはずのエネルギーがほとんど底をつきかけている状態なのだという。理由は不明。少なくとも孵化した時点での環境のせいではない、とは断言されたが。
当然、最初に見て認識するはずの「おや」など定まっているはずもない。
そのポケモンにはマグマッグが常に寄り添っている。
預かったトレーナーの手持ちではない。タマゴが拾われる前、捨てた人物にとあるトレーナーが貸し与え、以後タマゴを包んでいた布の中に巻き込まれる形でずっと一緒にいたポケモンである。タマゴが今の場所に落ち着いてしばらくしてから、ようやくモンスターボールの存在に気づいてもらい、マグマッグは外に出ることとなった。
タマゴを暖める役割は終わったので用済みのはずだったが、今にも冷たくなりそうな体が心配なのか、マグマッグは眠れるポケモンの傍らを離れない。さすがにマグマの体が直接触れてしまうと火傷を負わせてしまうので、適切な距離を探るように、微妙な前進と後退を繰り返す必要があった。
当然、親元に帰るチャンスは遠のいたままだった。
そのポケモンは夢を見ているのかもしれない。
あるいは、体が大きくなりすぎてタマゴの殻に収まらなくなっただけで、本当の意味では生まれていないのかもしれない。
その小さな体が人やポケモンの幸せで満たされれば、目を覚ますのかもしれない。
ドクターはそんな判断を下した。
これからどうするかは、ひとまず、仮の親の元に預けられている。
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逃げ出さないだけマシな話。
放置フラグの回収。
紙箱さん、ろとむさん、本当にごめんなさい。
後は島で何とかする。
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Rista
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性別:
非公開
自己紹介:
化屋月華堂(親サイト)&カフェ「パーティ」(子サイト)管理人。今のところ活動は後者の方が活発。
一応今は社会人なので控えめに動いてるつもりだが、その割に子供じみた言動も多々ある。自覚あり。
ちなみにブログ名は“カフェパにのめり込んで離れられなくなった人”を指す造語に由来。
あなたは大丈夫ですか?
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