Party Syndromeの現場に踊る足跡の記録。
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カフェパ話。
この困った子はいったいどこへ行こうとしているんだろう。
この困った子はいったいどこへ行こうとしているんだろう。
---------
3日目。
相変わらず、どこへ行っても必ず待ち伏せたように誰かがいる。
威嚇しても易々と受け流された。最初は目の奥にわずかな恐怖を感じた相手もいたけど、今はもう誰も、ちっとも怖がっていない。
昨日のヒトカゲと遭遇して、またしても話しかけられた。
ついでに紫の毛玉がつきまとってきた。
よく分からないけど不安を感じる。
4日目。
またしても例のヒトカゲと向き合っての朝食。
食欲なかったけど、それを言えば言うで余計にやかましくなることを覚えたから今日は黙るだけにした。それでも結局何だかんだと世話を焼かれたけど。
その後、何を思ったのか外へ連れ出された。
このときも結局有無を言わさず実行に移してしまう、相手の勢いに完全に流された。
言いなりになってるからいけないのかもしれない。
いろいろ連れ回されて帰ってきた夜、彼女はベッドの中でふと気づいた。
同時に周囲の態度へ違和感と不快感を覚えていた理由も思い出した。
判で押したような笑顔が「あの人たち」を連想させるのだ、と。
かつて自分が苦しめられ、反撃し、最後には確かに破滅させたはずの「あの人」が最初にとっていた態度が、今のポケモンたちの振る舞いと非常によく似ていた。カフェなど影も形もない頃の記憶なのに、そのことだけは昨日のことのように思い出せる。
行動の裏に潜む目的自体は違うのかもしれないが、あれは人をだますための笑顔だ。
しかも皮肉なことに、どちらも首謀者の職業は同じ。それに、舞台となる場所は町こそ違えど同じような呼び名を持っているではないか。
ベッドの上に座り込んで微動だにしないまま、醜い顔の怪物は考えていた。
ここにいる人間とポケモンは、島を征服するために自分を足止めしているのではない。
自分を利用して何かをしようとしている。そうに決まってる。
そうなれば、次に起こることは……
(……誘われたって、行かない……誘わせない。もう二度と、同じ手に乗るものか)
自分一人しかいない部屋。
隣の部屋からも物音は聞こえてこない。
彼女にとってはそれだけの条件があれば十分だった。
呪文はいらない。
しるしもいらない。
ただ、そうあれと願えばいい。
その部屋を一瞬にして、外部との行き来が一切出来ない隔離空間へと作り替えること――「断絶」の名を持つバケモノにとって、それは造作もないことだった。
これなら突然襲われることもない。その安心感は彼女をより深い眠りへと導いた。
翌朝になっても起きられず朝食を食いっぱぐれても一向に気にしなかったし、事態を知ったホストファミリーの面々がどんな反応をしたかなど、もちろん知るはずもなかった。
---------
最初(で最後になるといいな)の反撃。
治療はゆっくり、慎重に。
彼女が克服すべき記憶は山ほどあるから、なおさら時間はかかるだろうけど、少しずつ。
3日目。
相変わらず、どこへ行っても必ず待ち伏せたように誰かがいる。
威嚇しても易々と受け流された。最初は目の奥にわずかな恐怖を感じた相手もいたけど、今はもう誰も、ちっとも怖がっていない。
昨日のヒトカゲと遭遇して、またしても話しかけられた。
ついでに紫の毛玉がつきまとってきた。
よく分からないけど不安を感じる。
4日目。
またしても例のヒトカゲと向き合っての朝食。
食欲なかったけど、それを言えば言うで余計にやかましくなることを覚えたから今日は黙るだけにした。それでも結局何だかんだと世話を焼かれたけど。
その後、何を思ったのか外へ連れ出された。
このときも結局有無を言わさず実行に移してしまう、相手の勢いに完全に流された。
言いなりになってるからいけないのかもしれない。
いろいろ連れ回されて帰ってきた夜、彼女はベッドの中でふと気づいた。
同時に周囲の態度へ違和感と不快感を覚えていた理由も思い出した。
判で押したような笑顔が「あの人たち」を連想させるのだ、と。
かつて自分が苦しめられ、反撃し、最後には確かに破滅させたはずの「あの人」が最初にとっていた態度が、今のポケモンたちの振る舞いと非常によく似ていた。カフェなど影も形もない頃の記憶なのに、そのことだけは昨日のことのように思い出せる。
行動の裏に潜む目的自体は違うのかもしれないが、あれは人をだますための笑顔だ。
しかも皮肉なことに、どちらも首謀者の職業は同じ。それに、舞台となる場所は町こそ違えど同じような呼び名を持っているではないか。
ベッドの上に座り込んで微動だにしないまま、醜い顔の怪物は考えていた。
ここにいる人間とポケモンは、島を征服するために自分を足止めしているのではない。
自分を利用して何かをしようとしている。そうに決まってる。
そうなれば、次に起こることは……
(……誘われたって、行かない……誘わせない。もう二度と、同じ手に乗るものか)
自分一人しかいない部屋。
隣の部屋からも物音は聞こえてこない。
彼女にとってはそれだけの条件があれば十分だった。
呪文はいらない。
しるしもいらない。
ただ、そうあれと願えばいい。
その部屋を一瞬にして、外部との行き来が一切出来ない隔離空間へと作り替えること――「断絶」の名を持つバケモノにとって、それは造作もないことだった。
これなら突然襲われることもない。その安心感は彼女をより深い眠りへと導いた。
翌朝になっても起きられず朝食を食いっぱぐれても一向に気にしなかったし、事態を知ったホストファミリーの面々がどんな反応をしたかなど、もちろん知るはずもなかった。
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最初(で最後になるといいな)の反撃。
治療はゆっくり、慎重に。
彼女が克服すべき記憶は山ほどあるから、なおさら時間はかかるだろうけど、少しずつ。
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Rista
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性別:
非公開
自己紹介:
化屋月華堂(親サイト)&カフェ「パーティ」(子サイト)管理人。今のところ活動は後者の方が活発。
一応今は社会人なので控えめに動いてるつもりだが、その割に子供じみた言動も多々ある。自覚あり。
ちなみにブログ名は“カフェパにのめり込んで離れられなくなった人”を指す造語に由来。
あなたは大丈夫ですか?
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