秋の華と話の花ともうひと花＠秋葉原

遅ればせながら今年のイベントまとめその１。
10/13開催、同人誌即売飲み会「HUB a Good D!」の事後報告です。

会場となる秋葉原駅近くの「82 ALE HOUSE」さんに化屋月華堂一行（Ristaと藍ちゃんと後述のもうひとり）が到着したのはイベント開始2時間ほど前のこと。イベント準備どころかまだ通常営業中です。
HUB系列のお店はいろんなスポーツのパブリックビューイングをやっていて、中でもこちらのお店は競馬中継の放映をよくやる模様。
くしくもこの日は秋華賞当日。G1なので通常はファンが集まって盛り上がる日だと思われますが、今回は「貸切イベントのため」パブリックビューイングなし。
理由に心当たりがありすぎるRistaは内心申し訳ないと思いつつ、フィッシュ＆チップスとnetkeibaさんコラボドリンクを堪能しながら障害レースを観戦していました。

メインが飲み会だとわかっていながら今回は開始2時間前に会場の店へ行って期間限定カクテルと競馬中継を堪能していました。

大きな氷がなかなか溶けなくて、終盤は粒をすくい上げるのに苦戦。元ネタ抜きにしてもカクテル(？)としてはこしあんの方が飲みやすかったかも…… pic.twitter.com/Ktpc7QGPLW

— Rista(化屋月華堂) (@Rista_Bakeya) October 13, 2024

はい。2時間前到着はこれが目当てです。ランダムのコースターも彼が出るとは思いませんでしたが。
店員さんいわく「作るのが一番楽しい」というディープボンド号のモクテル。バーにある材料でミルク＆ホイップクリーム以外にあんこと相性のいい食材があったら誰か教えてほしい。

ひとり０次会を楽しむ間にイベント主催者トオノさんが到着していたようですが全く気づかず。後でご挨拶はしました。
前乗りする参加者さんが他にも来たので、途中からは一緒にいることにしました。

競馬目当てらしい方々がメインレースを前にぽつぽつ帰る中、徐々に増えていくのは見たことあったりなかったりする、飲み会にしてはちょっと荷物の多い方々。
イベント貸し切りモードに向けてお店側が準備に入る中、貸し切り営業が主目的であるRistaたちは店内に居座り、ちゃっかりテレビ観戦しました。秋華賞。もうパブリックビューイングですよこれ。
普通に中継見る日にまた行きたいなぁあの店。

さて、最初に化屋一行が「もうひとり」いると書きましたが、それがこちらの子。

#化屋の140文字劇場
今日の #HUBaGoodD にて正式デビューした双花(しゃんふぁ)ちゃんの背景。なお即興。

キャラクター自体は前からいて、テキレボのwebアンソロにも出演していました。このたび化屋ぬい初のパペット型として立体化しました。 pic.twitter.com/iNXD0k07oK

— Rista(化屋月華堂) (@Rista_Bakeya) October 13, 2024

初出は「伺か」用データセットとして配信していた「双花＆ばけ」。小説でもゲーム二次創作でもない、化屋キャラとしてはちょっと変わった立ち位置の子です。
なおアンソロはテキレボEX2のとき、テーマ「手紙」から謎のラジオDJ役としての登場でした。
その数年前からぬいぐるみ化は計画しており、材料は一通り買ってありましたが、なんとなく後回しにすること数年。
この秋にようやく「放置は良くない、できることはできるうちに」と奮起して１ヶ月で完成させした。

パペットにした理由はいくつかあります。
普段と違うことがしたかったから。藍ちゃんがよく手を振るのでもっと交流しやすいよう「動き」をつけたかったから。片手で扱えると楽だから。
そして一番大きかったのが、もともと伺かの双花が「服の中は謎、なんならスカートめくるたびに違う『足』が現れる」キャラだったこと。
たとえ誰も知らなくても作者だけは覚えていたこの設定を、どうしても違う形で活かしたかったのです。

そんな双花のお出かけデビューは、10月はじめのバスケ観戦（インスタ参照）。
そして同人誌即売会の「初」がこのHUB会。
狭い丸テーブルの中に藍ちゃんと並べて座らせるのは難しかったので、Ristaの左手に収まってアピールや特典受け渡しの仕事をしてもらいました。

#HUBaGoodD 参加された皆様お疲れ様でした。短い時間にいろいろあったのであまり多くは話せませんでしたが、ぬいたちを可愛がっていただけたのが嬉しかったです。

そしてお店の皆様ありがとうございました。本そっちのけで美味しい料理に飛びついていた方々の姿が印象に残っております。 pic.twitter.com/nmpGRboY7V

— Rista(化屋月華堂) (@Rista_Bakeya) October 13, 2024

ちなみに頒布物は短編メインで長編はお留守番。
そしてフォトステッカーの試作品もそーっと投入。Ristaが旅先や日常で撮影した写真をスマホサイズのステッカーに加工したもの。
（なお試作品は後日のイベントに出したものより少し大きめです。余ったものをどうするかは未定。）

このイベントは即売会としては超小規模。
時間も短いですがブースも少ないので、いろんな人と会話することを大事にしたいと思い、ぐるぐる回りました。
でも「話ができたか」というと、前回ほどではなくて、なんか話しかけられなかったというか。聞く側に回りがちだったというか。
あえてサークルとして出さず一般参加で出るのも面白いのかなぁと、後で思いました。

あとぬい×２を抱えて歩くのは大変。さすがにこれはもうやらない。どっちかにしようね。

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打った音が響いてきたとき＠札幌

9/22　化屋月華堂、文学フリマ札幌に登場。
イベント参加は8月のオンライン以来、リアイベなら7月のウチノコ以来、文学フリマに限定すると……あれ、去年の福岡が最後かな？（5月東京は一般参加だったし他はだめだった）

残暑厳しすぎる関東から一時的にとはいえ脱出、すっかり秋の色に染まった北海道へ。
滞在１日目はノーザンホースパークで自然を満喫してきました。写真多いのでレポートはインスタに載せました。

その１

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その２

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その３

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イベントレポートより書くことすらすら出てきてたんですが、やっぱり写真あると思い出しやすいから？

さて、空港から戻り、実家へ送る土産物を確認しつつホテルへ向かったRista。
シングルで予約していたはずが、指定されて行った部屋にはベッドが２台。あれ？何か間違えた？
予約が入りすぎて希望の部屋が満室だったので空いてるところを割り当てられただけでした。
三連休ですからね。観光客多くて当然ですよね。ついでに文学フリマの会場のホール、隣で医学関係の学会やるみたいですし。

……えー、そろそろ本題へ戻ります。

札幌出店は１年ぶり。
長編DROPOUTが１つ増えたのと、今年1月に完売した「カンパイリミテッド」に代わり「ワナビイはお留守番」が文学フリマ初登場、というのが大きな変化でした。
小さな変化としてはルート140の見本を半分に減らしたことと、段ボール棚の上段に空きができたのでディスプレイを増やしました。
いろいろ試して、飾って、視線の動きの変化を見ようと工夫しているわけです。

#文学フリマ札幌9 始まりました。
こちらはドタバタでギリギリに設営できた化屋の様子と、即売会初参加となるサイガくん(ばけを撫でてるように見えるけど支えてるだけ)です。 pic.twitter.com/SDcbb9G2Tc

— Rista(化屋月華堂) (@Rista_Bakeya) September 22, 2024

サイガくんフィギュアの作り方については後日改めて。

余裕なくて隣接とかは頼めなかったので、はじめましての方とたまに会話しつつ一人でブースを見て、たまに抜け出して、という普段通りのスタイルです。
そのため買い物は多くできませんでしたが、見事に釣られたシマエナガグッズをはじめ「北海道だな」を感じるフレーズやアイテムがしばしば目につきました。

で、化屋の本はというと、見本誌出していた影響もあってかワナビイが一番多く出ました。
びっくりしたのは、昨年カンパイリミテッドを楽しんでくださった方が、サークル回るリストのメモに化屋も入れてくださったこと。
その方におすすめした分も含め、ここ最近おとなしかった「三〇〇ピース」が久しぶりに複数動いたこと。
「the first junction」も9年前の作品と思えないほど見てもらえるし「これシリーズ物？」と聞かれるし。
なお去年に続いて長編は見てもらえなかった。無念。
ルート140も置き方を見直す必要がありそうです。

即売会の場所ごとに傾向があるのかないのか、化屋の広報宣伝力が足りないだけなのか、やっぱりよくわかっていません。想定しても裏切られます、どっちの意味でも。
とりあえず「在庫なくなったので見本誌しか売れません」は今回発生しませんでした。

しかし「カンパイリミテッドが（一冊の本として）面白かったので」まではいくら平伏しても足りないほどありがたいお言葉だったのですが。
それに続く「あれみたいなものを」の解釈に大変迷いました。
とりあえずボリューム的にはワナビイ、前作未収録の超能力話が入っているという意味では三〇〇ピースかなと説明したのですが。
あの作品は続き物を想定して書いたものではなかったし、続きを読みたいっていう感じではなかったんですよね、実際の言われ方としても。
今後もワナビイみたいに短くまとめた単発の新作をちょこちょこ出していけば、そのうち傾向や得意分野が見えてくるのでしょうか。

しかしRistaは感想ほとんどもらえない零細サークル、出したものが「面白い」と言われたのもいつぶりだろうって感じで。
発信したものが届いて、さらに反響して、帰ってきたんですよ。壁も何もない無音空間じゃなかったってことなんですよ。
こんなことなら再販すればよかったかな。いやそれで失速するの怖い。
せめて電子書籍にできないかと考えてます。その手に詳しいフォロワーさん今度助けてください。

#文学フリマ札幌 お疲れ様でした。
前年のカンパイリミテッドに続き今年はワナビイが活躍しています。藍ちゃんも負けられないね。

次は……福岡！
だけどその前にアレを挟むかも。 pic.twitter.com/8oDt9dUhRt

— Rista(化屋月華堂) (@Rista_Bakeya) September 22, 2024

はい。文学フリマとしては10/27の福岡が「次回」。
そして12/1東京もブースを確保できたので「魔女ラリー」参戦を決めました。
それに合わせてストレイトロードの新作を出したいですね、風の魔女さん。
京都はエントリー済みで締切日待ち、広島は検討中。それ以降は自分の状況次第。

ちなみに札幌、次回は8月末とアナウンスされたときのRistaは
まず「それって札幌競馬開催期間！？見に行ける？！」
次に「いや仕事どうしよう月曜休めない時期だ……それに宿どうしよう今度は取れないかも……」
雲行きは割と怪しいです……香川よりは抽選くぐり抜けられそうだけど……

で、上記の「アレ」＝10/13開催「HUB a Good D!」に、さっき申し込んできました。
二次会無しで帰ることが条件になってしまいますが！
作ろう作ろうと思って後回しにしている「あるもの」に対しても締め切りを設けないと、多分ろくなことにならないので！

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ツッコまれ待ちって結構寂しい＠東京

行ってまいりました、7/20に東京の日本橋にある会場で開催されました「ウチノコRection　デュエルパーティー！ #1」。

主催者が独自に展開しているTCGの名を冠したこのイベント、最大の特徴は
「参加サークルが、自身の一次創作作品のキャラクター（うちの子）をカード化して」
「即売会をやりつつ他のサークルのカードも集め」
「集まったカードでデッキを組んで参加者同士で対戦して賞品獲得を目指す」
という、デュエルでの交流を目玉とした構成になっていること。

主催側から参加特典で配られるカードもあるけれど、そして自分が（有料で）作ってもらったカードもあるけれど、それで勝てるとは限らない。
他のサークルを回ってカードを集めるほど、いろんなデッキが組めるようになる（かもしれない）、というわけ。

ちなみにこのTCG、ルールは割とシンプルです。
伏せた状態で場に出したカードを、自分と相手が１枚ずつ同時にめくって、都度どっちが強いか判定する。
（判定は、攻撃力の数字の大小＋炎水草みたいな三すくみ構造で効果抜群なら数字倍増＋あればサポートカードで補正、って感じ）
３番勝負でトータルの勝敗を決する。以上。
昔ポケカをちょっとかじった程度の自分でもあっさり飲み込めました。ダメカンいらないし。


さて、初夏イベントの抽選に落ちて目標を見失いかけていたRistaは思い切ってこのイベントに参加を申し込み、カード画像用のイラスト＋宣伝用画像を準備してきました（詳細は前の記事に記載）。

で、目標を定めたからにはと、2020年の2巻発行以来ずっと足踏みしていた大長編『DROPOUT』3巻の完成に全力を注ぐこと２か月。
最終盤など普段の10倍以上のペースで原稿を進め、なんとか完成にこぎつけました。現物の到着はイベント２日前。危なすぎる。
飛ばしすぎた反動で日課の140文字以外は何も書けないわ、お品書きなどの準備も手間取った末に印刷用の作成をあきらめるわ、仕事での疲弊や異常気象も加わって眠れないわと、かなり気力体力集中力が足りない状態でしたが、なんとかこれは作りました。


そして今回、新刊をより強くアピールするため、イメージビジュアルを作成しました（詳細は前の以下同）。
もともと表紙イラストも挿絵もない本なので視覚的にインパクトが弱いかなと思っていたので、補いたかったのです。
さらにXではひとつ試したかったことにも挑みました。

【化屋月華堂information】
来る7/20開催 #ウチノコRection にて、当サークルの最高ページ数が更新されます。
現代ファンタジー長編『DROPOUT -フカクニイタル-』最新3巻が登場！

先日公開したイメージビジュアルに登場するメイン3人の紹介画像を作ってみました。
元画像：比良坂比呂様 @hirasakahir0 pic.twitter.com/OYPeWCMqvX

— Rista(化屋月華堂) (@Rista_Bakeya) July 14, 2024

サムネイルが特定のサイズで切り取られることを利用した、分割画像のマジック！
画像をクリックすると隠されている部分が現れます。４枚のうち１枚が作品紹介、残りがキャラ紹介です。
ちょっとでも切り取りやサイズ調整に失敗すると線がつながらない、結構難しいやつなのですが、我ながら会心の出来。
そして正直、今回のイベントで一番好評なのも、これだったかも。

「カッコイイ！」の声もうれしかったですが、当日の会場では真ん中の主人公サイガくんが４分割されていることに言及してくださる方もいて、同じくらいうれしかったんですよね。
爪跡を残せた。いやいいのかそれで。いいんです。

サイガくん、数あるうちの子で一番ひどい目にあっている、と何名かに話したのですが（本編はもちろん夢の中もそうだし、一度定期更新ゲームに出張したときも下手なプレイヤーなので苦労していた）。
実は今回の会場でも「ポスターが見つめる先は誰かの赤ふんどし姿のアップ」という結構シュールな状況が生まれていました。これ誰も気づいてなかったみたい！
しかし何が降りかかろうと簡単には潰れないメンタルの持ち主、それが彼。
どうか本編もよろしくお願いします。


一方、化屋月華堂もう一つの看板、『ストレイトロード』の藍ちゃんも負けてはいません。
今回のイベントで作成されたカードの中では種類が少なかった「緑」枠で参戦したためか、ビジュアルがかわいいからか、評判は上々。
あと久々に彼女の本が売れました。よかった。

#ウチノコRection
レイアウトほぼ考えてなかった状態から頑張って設営したらいつもより狭くなった気がする化屋の様子と、手元にやってきたカードたちです。 pic.twitter.com/t99AGmBJGl

— Rista(化屋月華堂) (@Rista_Bakeya) July 20, 2024

当日は会場設営から参加。小さい部屋なのですぐ終わりましたね。
でも自分のブースをまとめるのに時間かかりすぎていたので、普通に入場時間に来ていたら危うかったかもしれません。

イベント前半の即売会パートは、今まで参加した中では最も小規模だったこともあり、終始まったりしていました。
一般参加の方が持っていた気になるアイテムについてあれこれ話したり。
本物の「鳴り物」にびっくりしたり。
無配枠の「ばけ」カードが結構喜ばれたり（一緒に置いていたマスコットもかわいいと評判、ありがとう鈴）。
思いがけず新しい千円札をゲットしたり。
同じ主催者の「もじのイチ」「HUB a Good D!」とは売れ方が全然違ったり（初参加って本当に読めない）。

後半の対戦会パートでは藍ちゃんを同席させるいつものスタイルで、たくさんの方とデュエルを楽しみました。
シンプルだからすぐ決着がつく。回転早い。
悩むとしたらサポートカード（１対戦で１回しか使えない）を出すかどうかくらいで。
勝ったり負けたり、数えてないのですが多分最終的には勝ち越したということなんでしょう。終了間際に条件を満たして景品をゲットしました。

#ウチノコRection参加レポ
今回集めたカードです。
これで全種、ではございません。あれもこれも取りこぼしたり断念したりまたの機会にしたりしてます。 pic.twitter.com/UzPWY5natN

— Rista(化屋月華堂) (@Rista_Bakeya) July 20, 2024

こちら、集めたカードたち。赤が人気って本当だった。

#ウチノコRection 対戦ありがとうございました(いろんな意味で)
1枚目:@simca_ac さんの子と

後半の対戦会、藍ちゃんと一緒に参加しました。滑り込みで賞品ゲット！
何戦したかも数えてなかったけど、最後に条件クリアできてればよし！
楽しかったね！

次……化屋月華堂としての行き先は……札幌！ pic.twitter.com/m2AomCuSNi

— Rista(化屋月華堂) (@Rista_Bakeya) July 20, 2024

（サークル抜きの遠出としては、札幌の前に相方と因島へ行くんで……一応藍ちゃんも連れていくつもり……）

ちょっと間が空くのと、関東圏のイベントはさらに先ということで、近いうちに『DROPOUT』を架空ストアさんに委託する予定です。

さらに自家通販（BOOTH）を夏休み期間限定で再開します。
こちらは化屋が出してきた本を全種類揃えています。匿名発送対応です。

どちらもよろしくお願いいたします。

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やっちゃえワナビイ！＠東京

第１回「もじのイチ」参加報告。

コメントで連想した方もいらっしゃるでしょうか。特殊装丁のチョコばらまいてたのは自分です。

最近のイベントでは「何かしら人とは違うものを」と思っていろいろ挑んでいるのですが、今回はほぼ偶然が重なった結果で、常にああいうのを配っているわけではないと最初に書いておきます。


お菓子の話はこの辺にして。
2024年が明けたばかり、まだ門松も片づいてないのに、即売会ですよ。

昨年は各地のイベントへ足を運びましたが、文学フリマの規模がどんどん大きくなるにつれて、じっくり見て回る余裕も見てもらうゆとりもなくなっていたことが気になっていまして。
違う環境、少し小さめのイベントにも出てみたいなと思いました。

そんなわけで申し込んだ「もじのイチ｣。
昨年のHUB会の経験から、以前のテキレボで見てきた「手伝う側」をもう少しやってみたいなとの思いもあったので、ヘルプつきの枠でエントリーしていました。
（文学フリマのスタッフもいつかやってみたいのですが、説明会がどうしても日程合わなくて……）

どうせなら設営の最初から加わりたかった。
しかし早く着きすぎても邪魔になるのでしょう。
それで９時集合の５分前到着に合わせて行ってみたら……

もう始まってる、いや、半分くらい終わってません？？？

速報: #もじのイチ 設営もう終わった

— Rista(化屋月華堂) (@Rista_Bakeya) January 7, 2024

※厳密には机と椅子のセットが終わって、いったん各自のブースへと言われた皆さんが散りつつ、一部では宅配の荷物を配り始めたころだった

「歴戦の猛者たちが集まった」だけじゃなくて、皆さんものすごくはりきっていた。
各地の規模拡大は、こうやって精力的に動く人たちがすごく増えたことが一番の要因ではないだろうかと、今になって考えています。

それで設営に使える時間が予定より長くなったので、余裕をもって終わるかと思いきや。
この会場、文学フリマやコミティアの会場より、机が広い。奥行きが２倍ある（出店者と来場者の立ち位置が遠い）という特徴がございまして。
しかもスケジュールの都合で新刊が会場搬入となってその場で開封＆見本帯セットの作業。
前日に急いで作った無料配布しおり（ストレイトロードのほう）を本に挟み込む作業。
印刷し忘れていたものがあると気付いてからの右往左往（コピー機のあるコンビニまで走る時間がなく結局あきらめた）。

#もじのイチ 始まってます。
こちらは時間に余裕あったはずなのに設営ギリギリだった化屋の様子です。 pic.twitter.com/37bn3c5zYs

— Rista(化屋月華堂) (@Rista_Bakeya) January 7, 2024

すごく疲れた……主に気持ちの空回りで……

今回の化屋ブースは昨年の経験と反省をもとに「選択肢を減らす」組み方をしました。
具体的には、最も場所を取っていた『ルート140』の見本誌を思い切って減らし、在庫のある２～１０を思い切って「中身の見えない袋」に詰めました。
写真の左奥、白い箱に入ってるやつです。
今までも手にはとってもらえるけれど、どこから読んでもいいタイプの本っていう点も伝わって興味を持ってもらえても、「どれから読めばいい？」に対する答えがはっきりしなかった。
それを運任せという乱暴な手で解決しようとしたブラインド販売。
しかしながら手に取りやすそうな感じにはできなかったので、ちょうどいい箱を見つけるなどの方法で改善を目指します。
（もちろん番号指名買いも引き続きできますよ。ダブりは嫌ですからね！）


さて、11時の開始と同時に来てくれた一般来場の皆様を、自分は化屋ブースではなく本部受付で出迎えました。ゼファールさん（影の薄い方のぬいぐるみ）と一緒に。
前述の通りヘルプに立候補したので事前に割り当てがあったのですが、よりによってトップバッター！
下手すると全体の流れまで決めてしまうやつでは！
何を信用してそうなったかはわかりませんが、こうなったら頑張るしかないですよねぇ。
というわけで１時間ほど、外から入ってくる（カタログ持ってない様子の）方にカタログ手渡したり、ガチャを引けるシールラリーの案内をしたり、質問に答えたり。
会場の存在がわかりにくい、他のイベントに来た人もチラ見してるけど普通に見ていってほしい、文芸の世界の裾野は広いほうがいいから引っ張り込もうと思いついた作戦を実行させたり。
（入口のホワイトボードに「入場無料」と大きく書いたのは一緒に受付やってたあきらつかささん。自分は企画立案と周囲を煽っただけでペン探してきたのは主催のトオノキョウジさんだった）
……スキル「おせっかい」発動してる場合じゃないって。何してるの。

なお開始直後の化屋月華堂ブースは藍ちゃんだけでお留守番、ではなく、化屋のもう一人のメンバーである鈴がおりました。
最初から最低１時間は留守にするとわかっていたため事前にお願いしていたのです。
受付当番が終わってからもしばらくは残ってくれまして、本を受け渡す際にお釣りの準備をしてくれたり、シールラリーの存在忘れてると促してくれたりと、完璧なフォローをしてくれました。
あと買い物に出る時間が作れた。久しぶりに全体見て回れた。
本当に助かった。本当に。
だから鈴には少しでもいい思い出持ち帰ってほしいなぁと、自分の集めたシールを（若干強引に）持たせてガチャ引きに行かせたところ、２等の図書カードを当てました。よかった！

予定以上に長居させてしまった鈴を送り出してからは一人でブースにおりましたが、今回、いろんな本が思った以上に動きました。
藍ちゃんの以外。
……えーと、なんか、ごめん。せっかくおしゃれしていったのに。

その代わり新刊『ワナビイはお留守番』が予想以上に好評でした。
『カンパイリミテッド』に続く日常SF、それも今回は堂々サイエンスフィクションと名乗れるタイプの短編です。
見本誌コーナーで見て探しに来てくださった方（ブース番号書き忘れたのに！）、数ページ読んだ時点でワナビイ好きですと言っていただけたり。
その場で、対面で、反応を見られるっていいですね！まあ相手の顔きちんと直視できてないんですが！
あと鈴いわく「これくらいシンプルな表紙のほうがいいと思う」とのこと。
次にこういう本を出すときもきっとこの路線です。色合いは変えますが。

その『カンパイリミテッド』は今回めでたく完売となりました。
化屋月華堂としてサークル参加し始めてから初めての、「終売」ではなく「完売」。
しかも見本誌まで売れました。例の石油王さん（仮称）の「#もじのイチで買った本」投稿のお写真、本の右下にいる「ばけ」がしっかり写ってます。

既刊の『三〇〇ピース』と『DROPOUT』も反応があったので、短編もだけど長編も頑張らないといけませんね。
今年前半には３巻出したい、いや絶対に出してやる。
締め切りを作るためにも春くらいのイベントへ出たいところなのですが、今のところ未定です。どうしよう……

楽しい時間ほど早く過ぎてゆくもの。
「蛍の光」が流れ始めたころに片づけ始めたのに、今度は梱包がうまくいかず、撤収完了は最後から３番目くらいになってました。
設営といいどうしたの今日。去年はあんなに手早かったじゃないか。

#もじのイチ 終了。お疲れ様でした！

「片付きましたし、そろそろ帰りま……いない？」

「友達に会いに行くって約束してたけどまだだったから」
「きゆー！」
「それはよかったですね……」

協力：ぬいぐるみ部の皆様 pic.twitter.com/i4rJQGb0zT

— Rista(化屋月華堂) (@Rista_Bakeya) January 7, 2024

タヌキリス舎のナコさんが化屋ブースにいらした際、まだぬいぐるみ部に遊びに行けてなかった藍ちゃんにリボンをかけようとしてくださったのですが「後で時間作って行きますのでそのときに」と言ってしまい。
結局、皆様が撤収したあとにぬいぐるみたちとの記念撮影に駆けつけることに。すべりこみすぎる。
設営と同じく撤収も皆様手早すぎて、本当に机を片づけられてしまう直前でした。

打ち上げにも参加しました。
イベントに出ているんだなぁと実感しました。
そのとき話題になったし後でも思ったのですが、文学系イベントの「即売会始め」の位置を獲るって結構面白い特徴になるし、風物詩ポジションも狙えると思うのですよね。
年末の酉の市、イベント納めのコミケのような、年明け恒例もじのイチ。みたいな。
ただ準備は大変ですし、現会場の「第一日曜日しか使えない」しばりに制限がないなら暦によっては元日開催という参加ゲキムズ条件な可能性もあるので、三連休中のイベントとして落ち着けるような場所が見つかるといいなぁ……
あと、化屋としてもおみくじとか作れたらいいな。新年ですし。

今回お話できた方々と、今後の良いご縁が続きますように！

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Ristaの創作活動を振り返る（2023年）

一言で言うと、たくさん出かけましたね！

一応、創作（小説orキャラ）関連のみ取り上げます。

1月
文学フリマ京都に参加
300字SSまとめ本『三〇〇ピース』リリース

2月
藍ちゃん、インスタグラムはじめました
(あんまり更新できてませんが……)

3月
春のイベント申込

4月
人工無能と遊んでから5月の準備

5月
東京即売会3連戦（HUB会→コミティア→文学フリマ）
場所も雰囲気も傾向も違うはずなのに頒布数はそれほど変動しない謎

6月
暗夜迷宮終了。謎パンダに悲劇が

7月
文学フリマ札幌に初参加

8月
お誘い受けて、初めてのマンション人狼。謎パンダのその後
あと一応長編の原稿頑張ってました。

9月
文学フリマ大阪に参加。『ルート140』9巻発行
毎日お題つきSSの日課（140文字で描く練習）10年の節目でいったん完結
翌日から少々しばりをゆるくして「#化屋の140文字劇場」を開始

10月
文学フリマ福岡に初参加。『ルート140』最終10巻発行
このあたりから体調がだんだんおかしくなってきた

11月
治療しつつ、一日一題生首作品集め企画「#novel首塚」に参加
（福岡の報告の最後でちらっと触れたのはこれのことでした）

12月
上記の生首話に加筆し、『ワナビイはお留守番』を仕上げて入稿（年明け1/7「もじのイチ」でお披露目予定）

特に年末がバタバタでした。
発注先選びも見積もりも予約も入金も入稿も全部ギリギリ！何故なら形式のない小説は完成しないとページ数の想定もできないから！

自分の中の重大ニュースを列挙したら創作以外の項目が上位を独占する結果になり、忙しさとプレッシャーのかかり方ヤバかったんだなと今は思います。

2024年は今度こそ長編3巻リリースしたい！
あとイベント参加するとき毎回何かの無料配布ができたらいいな！
そして……gekkado.jpドメイン取得から20年、節目なのでこちらでも何かやりたいところです。

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